RESPECT
翻訳者としてのスキルを示すために資格をとりましょう。
社内翻訳者は2つに分類されると思います。1つめは翻訳会社の社内翻訳者で、もう1つは翻訳会社以外の企業の社内翻訳者です。後者は翻訳会社に翻訳の発注をする可能性のある会社といえます。前者は翻訳業務のみならず、日本語と外国語を比較し、翻訳の内容に間違いがないかどうかを確かめるクロスチェックなども行います。後者の場合は翻訳対象の分野が限定的ですが、後者は、多種多様な分野の業務依頼が発生するのが特徴といえます。まずは、後者の翻訳で実力をつけ、その後、前者に移行するのもよいでしょう。
フリーランスの場合、翻訳者を必要とするクライアントとの直接契約をするか、翻訳専門のエージェントである翻訳会社に登録して仕事をもらうという方法があります。ただし、直接契約は勤めていた会社、知人からの依頼、卒業校のコネクションが必要になります。つまり、翻訳会社経由で仕事が中心になるといえます。翻訳会社への登録は、トライアルに合格することが前提となります。また、翻訳者としてかけだしの頃には社内翻訳がおすすめです。社内翻訳者での仕事では、翻訳力をつけたり、専門知識の身につけるのにとても有効です。安定的な収入も大きなメリットです。将来的にフリーランスの翻訳者を希望する場合でも、一度は社内翻訳の経験を積むことがおすすめです。現場に身を置くことで、業務全体の流れの中で翻訳の仕事もその一部であることを自覚することもできます。そして、フリーランスになっても不可欠な視点である、作業の流れをよくするための工夫や気配りなどを身につけることができます。このようなキャリアを積むためには二社以上に勤めるとさらによい効果が期待できます。一社の経験のみでは、その会社の方針ややり方を絶対的なものと思い込んでしまう可能性があるからです。フリーランスになった場合にはクライアントが種々多様なるので、普遍的な翻訳の技能が必要になるのです。かけだしの翻訳者が、社内翻訳をでのキャリアを積み、ひとり立ちできるようになるまで、およそ三年といわれています。長い時間ではありますが、フリーランスになってからの翻訳人生を豊かにするために、内勤で頑張ることも一つの方法です。機会を得ることができるならば、社内翻訳の三年間の下積みはおすすめです。