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翻訳の仕事は、翻訳の内容によって種々多様ですが、大きく三つに分類できます。
第二次世界大戦後、日本の復興と高度経済成長とともに産業翻訳は発展してきました。つまり、一つの職種としての歴史が浅く、いまだに一産業として確立しているとはいえないのが現状といえます。従来、翻訳業務は個人単位の翻訳者で請負う形態の仕事でした。ところが、近年の需要増加に伴って、少しずつ企業形態での営業活動が行われるようになりました。現在、国内では翻訳会社は約2000社ともいわれています。ただし、経営規模の実態としては、翻訳者自身が営業業務とともに翻訳活動も行うという小規模の企業が多いようです。産業翻訳は、多種多様な産業分野のすべてを対象としています。業種別で比較した場合、一番需要が大きいのは工業分野であるといわれています。
産業翻訳で一番大きい市場といえるのはIT関連の分野です。特にソフトウェアの翻訳は商品パッケージからアプリケーションプログラムまでの翻訳となるため、常時、たくさんの翻訳者の需要があります。ITバブルの頃と比べると需要の伸び率は低下傾向にありますが、今後もかなりの需要見込みがあるといえます。WEBコンテンツは、現在急激に増加していますが、それに伴い、WEBコンテンツの翻訳業務への需要も急増中といえます。業務内容は主に、企業の紹介、プレスリリース、製品の紹介などの翻訳となります。次に、世界中の国々の経済情報や株価動向などの翻訳をする金融翻訳です。また、投資家を対象に企業が行っている広報活動であるIR関連、オンライン証券取引、ネットバンキングの株価、電子決算などの翻訳が主流となります。次は、国外の企業や発明者が日本国内で特許を取得する場合に必要な特許翻訳です。また、逆に日本の企業や発明者が国外で特許を取得する場合の需要もあります。近年、特許出願件数は増加の傾向があり、今後の需要が見込まれる分野です。最後に、医学論文、新薬の承認申請書類、医療機器や器具の取扱説明書や承認申請書類などの翻訳をするメディカル翻訳です。主に医療機器メーカーや製薬会社などが依頼が大半となります。